ワインの保存について
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※収穫直前のピノ・ノワールです。
pontneufがワイン販売の現場で、「ワインの保存はどのようにしたらいいですか?」
という質問をよくお客様から受けます。
買ったワインをすぐに飲んでしまうのであれば(デイリーワインなど)、それほど神経質にある必要はありませんが、
例えば、高級ワインを買って、寝かせておきたいという場合は、理想的な状態は、
やはりワイン専用のセラーが必要でしょう。
なぜなら長期間に渡って寝かせるのであれば、
@温度を一定に保つこと(13〜15℃)
A湿度70%前後
B直射日光が当たらない暗いところ
C振動を避けること
Dボトルを横にした状態にすること
E異臭のないところ
などの条件が必要なのです。
それはなぜ?
@については、温度が急上昇するとどうなるか?というと、コルクが浮き上がってしまい、
ボトル内のワインが膨張して液漏れを起こし、その漏れた液体を伝って、外気が中に入ってしまい、
酸化してしまうからなのです。
日本の夏は30℃以上にもなり、高温多湿であり、そのようなところにずっと放置しておいたらどうなるか?
想像できるでしょう?
これは実際にあった話ですが、
ある方がフランスへ旅行されて、パリのワインショップでおみやげにとDRCのラ・ターシュ(高級ワイン)を買ってきて、
常温保存で二回、夏を越してしまったそうです。
じゃあそろそろいいかな?と思って、抜栓してみたところ、高温劣化していて、とてもまずくて飲めなかったそうです。
また温度が低すぎるとボトル内でゆっくりと熟成しているワインの熟成が止まってしまうケースもあるのです。
すなわちワインというのは、急激な温度変化を嫌うものなのです。
Aなぜ湿気が必要なのか?
これはDにも言えることですが、
ボトルを立てた状態にして長く置くとコルクが乾燥して収縮してしまい、やはり隙間から空気が入って酸化してしまうのです。
ですからコルクをいつもある程度、湿らせた状態にしておくのが大切なのです。
Bについては、直射日光が当たると、ワインが化学反応を起こしてしまい、味わいそのものが劣化してしまうからです。
いまだに屋外にワインを出して販売している酒屋さんを見かけることがありますが、
これはもう論外ですね。
Cについては、熟成中に自然の沈殿物である澱が生じるためです。
振動によって、この澱がボトル内に散乱してしまい、この状態で抜栓して飲んでも美味しくいただけないからです。
レソトランなどでソムリエがデキャンターするのは、こうした澱を取り除く目的もあるのです。
Eについては、なぜ家庭用冷蔵庫がワインの長期保存に向かないのかというと、
冷蔵庫内の温度が低すぎることと、他の食品(肉、魚、野菜など)の臭いがコルクを通じて
ワインに移ってしまうからなのです。
※このようなことから、やはりワインの長期保存には専用のセラーを購入することをおすすめします。
pontneufがいつもお客様にアドバイスしていることは、
「高級ワインを買う前にセラーを購入されてはいかがですか?」ということなのです。
ときどき、お子様のバースデー・ヴィンテージのワインを買って、成人のお祝いのときに
開けてみようという方がいらっしゃいます。
素晴らしいアイディアだと思いますが、
ワインを本当に良好な状態で楽しむためにはこうした気遣いも必要なことを覚えておきましょう。